GUIDE

歯の黄ばみが気になる方へ

ひとくちに黄ばみといっても、原因は同じではありません。原因によって、落とす方法も変わります。まずは、どれにあたるかを確かめるところからご相談ください。

このページのポイント

  • 黄ばみは原因ごとに、落とす方法が変わります。
  • 表面の着色はクリーニング、歯そのものの色はホワイトニングが向きます。
  • ホワイトニングは自由診療で、25,300円(税込)です。

原因は、大きく3つに分けられます

歯の色が気になるとき、その原因は「表面についた着色」「歯そのものの色」「詰め物・かぶせ物の変色」のどれか、あるいはそれらが重なっていることが多いです。

分けて考える理由は、対処が変わるからです。表面の着色はクリーニングで落とせます。歯そのものの色には、削らずに明るくするホワイトニングが向いています。詰め物・かぶせ物の変色は、どちらの方法でも白くなりません。

ご自身で見分ける目安もありますが、鏡で見ただけでは判断しにくいことも多いものです。当院では、まずお口の状態を確認してから、方法をご提案します。いきなりホワイトニングをおすすめすることはありません。

テーブルに置かれたコーヒー・紅茶・赤ワインと歯ブラシ
※写真はイメージです

ご自身で見分けるときの目安

あてはまりそうなものを見つけていただくための目安です。最終的な判断は、診査のうえでお伝えします。

表面についた着色 → クリーニング

お茶・コーヒー・赤ワイン・たばこをよく口にする。歯と歯の間や歯のきわに、茶色っぽい線や点のような汚れが見える。前回クリーニングを受けたあとは明るかった。

こうした場合は、歯科衛生士によるクリーニングで落とせることが多いです。定期検診とクリーニングは、公的医療保険が適用される保険診療が中心です。

歯そのものの色 → ホワイトニング

クリーニングを受けても色が変わらなかった。昔から全体的に黄色っぽい。特定の汚れではなく、歯全体がくすんで見える。

こうした場合は、歯を削らずに薬剤で歯そのものの色を明るくする医療ホワイトニングが選択肢になります。効果の出方には個人差があります。

詰め物・かぶせ物の変色 → セラミックなど

前歯の一部だけ色が違う。以前に治療した白い詰め物のまわりが黒ずんできた。銀歯が気になる。

こうした場合は、クリーニングでもホワイトニングでも白くなりません。詰め物・かぶせ物を作り直す方法(セラミック・ダイレクトボンディング)をご説明します。

それぞれの方法に、良いところがあります

どれが優れているということではなく、原因によって向き・不向きが分かれます。良い面を並べてご説明します。

クリーニング

公的医療保険が適用される場合が多く、費用の負担が軽い方法です。着色を落とすと同時に、むし歯や歯ぐきの状態も確認できます。

定期的に続けていただくと、着色がつきにくい状態を保ちやすくなります。

医療ホワイトニング

歯を削らずに、歯そのものの色を明るくできる方法です。ご自宅で、ご自身のペースで進めていただけます。

歯科医院で行うため、むし歯・歯周病や詰め物の状態を確認したうえで始められます。薬剤の追加で、白さを保つこともできます。

セラミック

変色しにくく、表面がなめらかで汚れがつきにくいことが特長です。金属を使わないため、歯ぐきが黒ずむ心配もありません。

色だけでなく形も整えられるので、詰め物の変色と小さな欠けを一度に扱えます。

当院でのご相談の流れ

まず状態を確認し、クリーニングで落ちる分を落としてから、残った色について考えます。

  1. 01

    気になり方をうかがいます

    いつごろから気になり始めたか、全体の色か一部の色か、目指したい白さはどのくらいかをうかがいます。あわせてお口の中を拝見し、色の原因がどれにあたりそうかを確かめます。

  2. 02

    むし歯・歯周病の確認と、歯のクリーニング

    むし歯や歯周病がある場合は、先にそちらの治療を行います。あわせて歯科衛生士が、歯の表面についた着色と歯石を落とします。この段階で見た目が明るくなる方も少なくありません。

  3. 03

    残った色について、方法をご提案します

    クリーニングで落ちきらなかった色が、歯そのものの色なのか、詰め物・かぶせ物の変色なのかをご説明します。そのうえで、ホワイトニングやセラミックなどの選択肢を、費用・期間・リスクとあわせてお伝えします。

  4. 04

    経過の確認とメインテナンス

    色の変化や、しみる症状がないかを確認します。色は時間の経過とともに少しずつ戻りますので、定期的なクリーニングで保ちやすくする方法もご案内します。

費用・期間・リスク

医療ホワイトニング(ホームホワイトニング)

ホワイトニングは公的医療保険が適用されない自由診療です。

標準的な費用(税込)
25,300円(上下のトレーと薬剤2本を含む)。追加の薬剤は1本 5,500円です。
治療期間・回数
1日数時間の装着を2〜4週間続けます(目指す白さにより個人差があります)。ご相談・型取り・経過確認で、通院は3回程度です。
主なリスク・副作用
一時的に歯がしみる(知覚過敏)ことがあります。効果には個人差があり、時間の経過とともに色が後戻りするため、白さを保つには継続的なケアが必要です。詰め物・かぶせ物は白くなりません。体質や歯の状態によってはお受けいただけない場合があります。妊娠中・授乳中の方、無カタラーゼ症の方はお受けいただけません。

セラミック治療・ダイレクトボンディング

セラミック治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。

標準的な費用(税込)
詰め物 66,000円、かぶせ物 110,000〜132,000円、ブリッジ 1本あたり 110,000〜132,000円、ダイレクトボンディング 33,000円。
治療期間・回数
通院2〜3回程度(ダイレクトボンディングは多くの場合1回)。
主なリスク・副作用
セラミックは強い力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。歯ぎしり・食いしばりのある方には就寝時のマウスピースをおすすめする場合があります。装着のために健康な歯質を削る場合があり、処置後に一時的にしみることがあります。ブリッジは両隣の歯を削る必要があります。

クリーニングと定期検診は、公的医療保険が適用される保険診療が中心です。保険の対象になるかどうかは、お口の状態やこれまでの経過によって変わりますので、受付でご案内します。

よくあるご質問

クリーニングで歯は白くなりますか?
お茶やコーヒー、たばこなどで歯の表面についた着色は、クリーニングで落とすことができます。そのため、もとの歯の色に近づいて「白くなった」と感じられることがあります。ただし、歯そのものの色を明るくする処置ではありません。歯の色自体を白くしたい場合は、医療ホワイトニングをご案内します。
市販のホワイトニング用品やセルフのお店との違いは何ですか?
歯科医院で行うホワイトニングは、歯科医師の診査のもとで過酸化物を主成分とする薬剤を使用します。歯科医療機関でしか取り扱えない薬剤で、歯の内部の色素に作用します。また、むし歯や歯周病、詰め物の状態を確認したうえで始められることも、歯科医院で行う利点です。
詰め物やかぶせ物も白くなりますか?
いいえ、白くなりません。ホワイトニングの薬剤は、ご自身の歯にだけ作用します。ホワイトニング後にご自身の歯と詰め物の色が合わなくなることがあり、その場合は詰め物・かぶせ物のやり直しをご相談いただくことになります。前歯に大きな詰め物がある方には、始める前にご説明します。
ホワイトニングで歯を削りますか?
いいえ、削りません。薬剤の作用で歯そのものの色を明るくする方法です。歯を削って白いかぶせ物や詰め物にするセラミック治療とは異なります。どちらが適しているかは、色の原因とお口の状態によって変わりますので、確認したうえでご提案します。
白さはどのくらい持ちますか?
飲食物による着色や加齢によって、時間の経過とともに少しずつ色は戻ります。効果の出方や戻り方には個人差があります。定期的なメインテナンスと、必要に応じた追加のホワイトニングで、白さを保ちやすくなります。

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「どの方法が合うのか知りたい」という段階でのご相談も歓迎します。

このページの内容は、歯科医師(副院長 畑 紀行)が確認しています。最終更新日

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