GUIDE

銀歯を白くしたい方へ

「笑ったときに銀色が見えるのが気になる」。長く使ってきた詰め物・かぶせ物のご相談です。見た目のことだけでなく、いまの状態を確かめてから、替えるかどうかを一緒に考えます。

このページのポイント

  • 替えるかどうかは、中の状態を確かめてから一緒に考えます。
  • 白くする方法は、保険の白い材料とセラミックなど複数あります。
  • セラミックは自由診療で、詰め物66,000円、かぶせ物110,000〜132,000円(税込)です。

替えるかどうかは、中の状態も見てから決めます

銀歯が気になってご相談に来られる方の多くは、見た目がきっかけです。ただ、詰め物・かぶせ物をやり直すときには、いまの状態を確かめることが同じくらい大切になります。ふちにすき間ができていないか、下がむし歯になっていないか、歯に割れがないか。この確認をしてから、替える歯とそのままで様子を見る歯を分けてご説明します。

白くする方法は、ひとつではありません。保険で使える白い材料もあれば、セラミックという自由診療の素材もあります。範囲が小さければ、白い樹脂を直接盛って形を整えるダイレクトボンディングという方法もあります。削る量・費用・持ちの傾向がそれぞれ違いますので、並べてお伝えします。

当院は、詰め物・かぶせ物を「見た目をよくするもの」だけとは考えていません。すき間なくぴったり合った修復物は、再びむし歯になるリスクを下げます。当院では、お口の状態を拝見したうえで、方法と費用をご提案します。

歯の色見本と白いセラミックの被せ物
※写真はイメージです

こんなことはありませんか

見た目のこと以外にも、やり直しを考えるきっかけがあります。

笑ったとき・話すときに銀色が見える

小臼歯(前から4〜5番目)の銀歯が、笑うと見える。写真に写るのが気になる。人前で話す仕事をしている。

もっとも多いご相談です。見える範囲だけを白くするという考え方もあります。どこまで替えるかは、ご希望をうかがいながら決めます。

銀歯の下が心配・ふちが黒ずんできた

入れてから何年もたっている。ふちのところが黒い線のようになってきた。フロスが引っかかる。以前に外れたことがある。

すき間から汚れが入り、中でむし歯が進んでいることがあります。この場合は、見た目ではなく治療としてのやり直しになります。

金属アレルギー・歯ぐきの黒ずみが気になる

金属アレルギーを指摘されたことがある。金属の詰め物のまわりの歯ぐきが、黒ずんできた気がする。

セラミックは金属を使わないため、金属アレルギーの心配がなく、歯ぐきが黒ずむ(メタルタトゥー)こともありません。

セラミックの良いところ

自由診療の費用がかかるいっぽうで、選ばれる理由もあります。良い面も並べてご説明します。

変色しにくく、自然な見た目になる

セラミック(陶材)は変色しにくい素材で、まわりの歯になじむ色と透明感を出しやすいことが特長です。前歯には透明感のあるガラスセラミック、かむ力の強い奥歯には強度に優れたジルコニアと、場所に合わせて選べます。

金属を使わない

金属アレルギーの心配がなく、金属の詰め物・かぶせ物で歯ぐきが黒ずむこともありません。

金属を使わない分、素材の性質にあわせた形に整える必要があり、その点は診査のうえでご説明します。

表面がなめらかで、汚れがつきにくい

表面がなめらかなため汚れがつきにくく、すき間なくぴったり合った修復物は、再びむし歯になるリスクを下げます。

見た目を整えることが、結果として長く自分の歯を守ることにつながると考えています。

当院でのご相談の流れ

通院は2〜3回程度(ダイレクトボンディングは多くの場合1回)です。

  1. 01

    ご相談・診査

    気になっている歯を拝見し、いまの詰め物・かぶせ物の下にむし歯がないか、歯に割れがないかを確認します。必要に応じてレントゲンで中の状態を確かめます。替えたほうがよい歯と、そのままで様子を見てよい歯を分けてご説明します。

  2. 02

    素材と方法を決める

    前歯か奥歯か、かむ力の強さ、ご希望の見た目によって適した素材は変わります。保険の白い材料とセラミックの違い、それぞれの費用と持ちの傾向をお伝えしたうえで、一緒に決めます。小さな範囲であれば、削る量を抑えられるダイレクトボンディングもご提案します。

  3. 03

    歯を整えて型取り

    古い詰め物を外し、むし歯があれば取り除いて、新しい修復物が収まる形に整えます。型取りには口腔内スキャナーを使い、次の来院までは仮の歯でお過ごしいただきます。

  4. 04

    装着・かみ合わせの調整と、その後のメインテナンス

    色と形を確認して装着し、かみ合わせを細かく調整します。適合は、高倍率の拡大鏡やマイクロスコープを用いて確認します。セラミックは変色しにくい素材ですが、まわりの歯ぐきの健康は変わらず大切ですので、定期的な検診を続けます。

費用・期間・リスク

セラミック治療・ダイレクトボンディング

セラミック治療・ダイレクトボンディングは公的医療保険が適用されない自由診療です。

治療内容
セラミック素材(e-max・ジルコニアなど)による詰め物・かぶせ物・ブリッジの製作と装着、または白い樹脂を直接歯に盛って形を整えるダイレクトボンディングを行います。
標準的な費用(税込)
詰め物 66,000円、かぶせ物 110,000〜132,000円、ブリッジ 1本あたり 110,000〜132,000円、ダイレクトボンディング 33,000円。
治療期間・回数
通院2〜3回程度(ダイレクトボンディングは多くの場合1回)。
主なリスク・副作用
セラミックは強い力が加わると割れたり欠けたりすることがあります。歯ぎしり・食いしばりのある方には就寝時のマウスピースをおすすめする場合があります。装着のために健康な歯質を削る場合があり、処置後に一時的にしみることがあります。ブリッジは両隣の歯を削る必要があります。

セラミック治療のページで、素材と流れをくわしく見る

保険で使える白い材料(コンポジットレジンや硬質レジン)による治療は、公的医療保険が適用される保険診療です。どの歯にどの材料が使えるかはお口の状態によって変わりますので、診査のあとにご説明します。

よくあるご質問

銀歯は、すぐに全部替えたほうがよいのでしょうか?
そうとはかぎりません。すき間なく収まっていて、下にむし歯がなく、痛みも出ていない銀歯は、そのまま使っていただくこともあります。いっぽうで、ふちにすき間ができている、下が黒くなっている、外れたことがあるといった場合は、やり直しをご提案します。まず診査をして、替えたほうがよい歯とそうでない歯を分けてご説明します。
保険で白くすることはできますか?
保険で使える白い材料(コンポジットレジンや硬質レジン)もあります。ただし、時間とともに変色したり、すり減ったりしやすい性質があります。また、どの歯にどの材料が使えるかには決まりがあり、お口の状態によっても変わります。セラミックは変色しにくく、まわりの歯になじむ透明感を出しやすい素材ですが、自由診療となります。どちらが合うかは、診査のうえでご説明します。
奥歯でも白くできますか。割れませんか?
かむ力の強い奥歯には、強度に優れたジルコニアという素材が向いています。ただし、どの素材でも強い力が加わると割れたり欠けたりすることはあります。歯ぎしり・食いしばりのある方には、就寝時のマウスピースをおすすめする場合があります。
歯を削る量は増えますか?
古い詰め物を外し、新しい修復物が収まる形に整えるため、健康な歯質を削る場合があります。処置後に一時的にしみることもあります。範囲が小さい場合は、白い樹脂を直接盛って形を整えるダイレクトボンディングという方法もあり、削る量を抑えられます。どちらが適しているかは、いまの詰め物の大きさと歯の状態によって変わります。
何回くらい通いますか。ホワイトニングとの順番は?
セラミックの詰め物・かぶせ物は通院2〜3回程度、ダイレクトボンディングは多くの場合1回です。ホワイトニングもお考えの場合は、先にホワイトニングで歯そのものの色を明るくし、白さが決まってからセラミックの色を合わせます。詰め物・かぶせ物はホワイトニングでは白くならないためです。

関連するページ

「替えたほうがよいのか知りたい」という段階でのご相談も歓迎します。

このページの内容は、歯科医師(副院長 畑 紀行)が確認しています。最終更新日

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